株式会社アムタス(東京都港区 代表取締役社長 山下正樹)は、「泣きたい私は猫をかぶる」や「ゴールデンカムイ」などを手掛けたスタジオを抱え日本有数のアニメーション企画・制作会社である株式会社ツインエンジン(本社:東京都新宿区、代表取締役:山本 幸治、以下ツインエンジン)に出資し、協業を開始しました。
【背景】
月間利用者数が2,800万人を超えた「めちゃコミック」を運営するアムタスは、事業領域拡大の取り組みについて、既に実施している「めちゃコミックオリジナル」のドラマ化に加え、アニメの領域への展開を検討していました。一方、ツインエンジンはオリジナルコンテンツ創出を成長戦略の核として位置付けており、その有力な手段として、アニメとコミックの制作を連動させたIP開発に挑戦するプロジェクトの検討を進めておりました。今回、両社の目指すべき方向が一致し、協業することで互いの成長を加速することができると判断したため、当社は、ツインエンジンによる第三者割当増資を引き受けるとともに、同社と業務提携契約を締結しました。
【目的】
今回の業務提携で、当社はコミックとアニメの連動企画による新たな価値の創出を目指します。具体的には、企画段階からコミックとアニメを連動させることで、互いの価値が高まるコンテンツを開発し、当社の電子コミック事業の更なる成長と、事業領域の拡大を図ります。
【今後のアクション】
当社とツインエンジンは、両社が蓄積したノウハウを持ち寄り、電子コミックとアニメの企画・制作・プロモーション等に係る共同開発プロジェクトを推進します。
【将来展望】
共同開発により、OSMU(One Source Multi Use※)を実現するオリジナルコンテンツを創出し、コミックにとどまらずアニメや2次利用による多方面でのIP活用を推進します。加えて、Netflix、Amazonなどグローバル映像配信プラットフォームへのアニメ配信や海外向け電子コミック配信を通じて、海外市場においても、コミックとアニメの相乗効果によるオリジナルコンテンツの価値拡大を目指します。
※OSMU(One Source Multi Use):ひとつのコンテンツを様々な用途に活用すること。
株式会社ツインエンジンについて
フジテレビ「ノイタミナ」を長年率いた代表の山本幸治氏が2014年に設立。アニメーション企画の立案、オリジナル原作の開発、宣伝戦略やビジネススキームの構築を行っています。また、「スタジオコロリド」や「ジェノスタジオ」、「スタジオカフカ」をはじめとしたアニメーションスタジオ・クリエイティブユニットを多数グループに抱えています。
旧来の製作委員会モデルから脱却し、全世界配信に重きを置いたビジネス戦略を描いており、主にNetflixやAmazonプライム・ビデオ、Crunchyroll、bilibiliといった動画配信サービスと組んで作品をワールドワイドに発信、今後は「オリジナルIPの開発」に注力し、ツインエンジングループ発のオリジナル作品が世界中の人たちに届くよう、グループ一丸となって制作に取り組まれます。
- 社名
- 株式会社ツインエンジン
- 代表者
- 山本幸治
- 設立
- 2014年10月1日
- グループ会社
- スタジオコロリド、ジェノスタジオ、スタジオカフカ など
- 主な作品
- 「泣きたい私は猫をかぶる」(文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀作品賞を受賞)、「ペンギン・ハイウェイ」(日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞、ファンタジア国際映画祭今敏賞(最優秀アニメーション賞)を受賞)、「ゴールデンカムイ」、「どろろ」、「ヴィンランド・サガ」、「からくりサーカス」など
以上
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